今回は、当施設の実習中である札幌学院大学の奈良さんが体験した『ふまねっと』のレポートを紹介したいと思います。
◎『ふまねっと』体験記
今回ブログを更新するのは札幌学院大学から社会福祉士の勉強をしに実習に来ている学生です。『ふまねっと』を実際に見学・体験した感想と『ふまねっと』の活動の雰囲気をお伝えできたらと思います。
◎『ふまねっと』とは
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、四方の大きなマス目を床に敷き、リズムに合わせてマス目の中を歩行する運動のことです。なるべく「網を踏まない」「順序を間違えない」「ゆっくり」行うことで、脳が活性化され歩行機能、認知機能の低下の予防が期待できると考えられています。
◎フルーツ・シャトーよいちの『ふまねっと』クラブ
施設のホールにて、入居者の運動と交流を目的に、月2回『ふまねっと余市りんごっご』のサポーターさん5~7名で来てくれています。入居者は見学のみでも可能で、場の雰囲気を楽しみに来られた方や今回初めて参加された方もいらっしゃいました。
今回の参加人数は入居者10名程で、和気あいあいとした雰囲気の中で始まりました。私は、参加させていただく前から緊張していたのですが、入居者の方々もボランティアのふまねっとサポーターの方々もとても優しいので、楽しみながら参加することが出来ました。
『ふまねっと』サポーターの皆さん
まずは簡単な手足の運動からスタートです。
・手、膝をさすって温める
・足踏み
・手をグー、チョキ、パーと開く運動 等
サポーターの方々がハキハキと大きな声で説明しており、『ふまねっと』に初めて参加させていただいたのですが、とても分かりやすく教えていただきました。ウォーミングアップが終わると、いよいよ『ふまねっと』が始まります。
サポーターの方々がこのようにまずは見本をみせてくださいました。
その後、サポーターの方々が転倒防止のため入居者の横に付き添いながら、皆さんの手拍子・声掛けに合わせて『ふまねっと』を実践していきます。普段から車椅子の方も多いですが、椅子・車椅子から立ち上がるときから、ずっとサポーターの方々が付いているので安心感があるかと思います。
私も『ふまねっと』を体験させていただきました。
徐々にレベルが上がっていき、最後の方になると複雑になっていきます。最後は童謡・唱歌の「海」を歌いながら、リズムに合わせて『ふまねっと』を行いました。ゆっくりではありますが、歌いながらということなので中々難しかったです。二つのことを同時に行うことにより、より一層脳が活性化されるのでしょうね。
みなさん、とてもお上手でした。
初めは足がもつれてしまう方もいらっしゃったのですが、少しずつレベルを上げて繰り返し行うことで、足がもつれにくくなっている方がいらっしゃり、『ふまねっと』の効果を感じました。
『ふまねっと』を体験した方に本日の感想を伺うと、「楽しかった」「どうしても動くことが少なくなるから、このような行事があるとありがたいね」などのお言葉がありました。
◎私が実際に体験した感想
周りの方々も応援しあいながら行っていて、明るい雰囲気の中で行われているため見ているだけでも楽しかったです。また、体験した感想としては、歌いながらリズムに合わせて足を動かすといったことも行うため、脳の運動にもなっていることを感じました。
『ふまねっと』のサポーターの皆様、参加していた入居者の皆様、とても勉強になりました。ありがとうございました。