時期的には昨年よりも随分早く赤井川へ蕗を取りにいったのですが・・・少なかったようです。
でも、少なくても皮をむいたり、食事にでると「春」を感じれるものです。
最近は、熊の出没情報が多いですので、あまり沢山の熊が下りてくるなら、採る場所を考え直さなければ!
平成30年度によいち福祉会が運営する事業所内に設置した チャリティー自販機 について、今年度は公益財団法人日本財団に対し 9,510円 の寄付をすることができました。
このチャリティー自販機は、社会福祉法人の公益的取組の一環として行うもので、この自動販売機で購入した飲料1本につき10円が公益財団法人日本財団が行う社会貢献プロジェクト(子どもサポートプロジェクト・子どもの貧困対策支援)に寄付されるものです。
利用者・ご家族・地域の皆さま、職員の皆さん、ご協力ありがとうございました!
〇寄 付 額 9,510円
〇寄付対象期間 平成30年8月18日~平成31年3月20日
※継続して自動販売機を設置しております。皆さまのご協力をお願い致します。
5月11日(土)14時~家族会総会を行いました。
入居者ご家族18名にお集まりいただきました。
平成30年度事業報告・会計収支決算、令和元年度の事業計画・会計収支予算案、役員の補充を協議致しました。原案通り承認頂きました。
また昨年度から実施している、ゆうるりボランティアの受け入れの説明も行いました。歌のボランティアが増えたこと、秋祭りでのスタッフとしてのボランティアも増えたことを報告しました。
そして、昨年度初めて開催しましたが、家族交流懇談会の報告もしました。今年度は、ご家族の方が一層参加しやすよう日程調整をしていきたい旨を、報告しました。
今年度は昨年度よりも予算をうまく活用していくと同時に、もっと地域・ご家族と密接に関係を深めながら取組を進めていきたいと思っております。
よろしくお願いします。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
3月16日の13時から15時、家族と共に学ぶ会(福祉サービス第3者評価の報告会)開催しました。今回は特別養護老人ホームで受審した、サービスの第3者評価についての結果、それを受けての今後の取り組む方向性について、ご家族へ報告する機会として開催致しました。
当日は73名のご家族様・7名の地域ボランティアの方に参加して頂くことが出来ました。
第三者評価とは、施設での対応(福祉サービス)を外部の専門職に評価してもらう事業で、今回は平成29年度(平成30年1月)に実施しています。
評価は、単純に施設の優劣を出すためのものではなく、福祉サービスの対象である「利用者主体」を追求していくために、施設やサービスはどうあるべきかを考える機会となっており、評価者から助言をもらうことが出来ます。
評価を受ける項目については、
①福祉サービスの基本方針と組織
②組織の運営管理
③適切な福祉サービスの実施
評価実施機関は、東京の特定非営利活動法人 メイアイヘルプユーという評価機関です。評価実績は600件を超えています(HP参考)。専門的で非常に厳しい視点での評価です。(かつ、あたたかい評価者です。)
利用者・ご家族からのヒヤリングで1日・管理職からのヒアリングで1日・職員からのヒアリング、で3日間の日程です。
結果が出る迄のプロセスとしては、事前に評価事業所から提出を求められる職員による自施設の自己評価、上記のヒアリング、最後に評価事業所がそれを纏めて検討。評価結果・課題が出る仕組みとなっています。
当日の報告会は、本荘から人材育成の評価と今後の課題、管理者のリーダーシップに関しての報告、その後、阿部副施設長・吉崎相談課長・玉置援助SVから利用者本位の福祉サービスの評価と課題を報告致しました。
その後、生活支援の基本と権利擁護についてはグループワークをさせていただきました。グループ毎にリーダー職員を1名~2名配置し、ご家族と近い距離で報告させていただきました。入浴や排泄、日課計画表、食事内容などについて等の生活支援のお話しや利用者、利用者家族から聞き取りした事を報告させていただきました。
それぞれグループ毎にご家族から質問や、エピソードのお話しをしてくださり
大変盛り上がっている様子でした。
ご家族様からは、これからもこのような会があると良い、取組結果を聞きたいというお声が殆どでした。また、
・今まで第三者評価が何かわからなかったが、よくわかった。・グループ分けした事で、他の家族の意見も聞けてよかった。・施設の方針、課題が理解できた。・結果を生かして取組内容の向上を期待する。・時間が長く感じた・表面的な評価もあると思う・第3者の目は必要・身の上話が出来てよかった・丁寧な報告で良かった・時間が足りなく感じた・評価のチェックの多さに驚いた。ユニット毎の話が聞きたい。(福田係長の説明がわかりやすく、楽しかった)
等のお声を頂きました。
最後に久保家族会長から講評を頂戴しました。サービスの質を高めるための取組について理解できたこと、今後もさらに進めて欲しいとお話しを頂戴しました。
今後の取り組みについては、改めて経過などをご家族様へ伝えていきたいと思います。
2月16日に沖縄三線奏者の山内昌也さん、いんやく りおさんのお二人に来ていただき、沖縄伝統芸能コンサートを開催しました。
施設の職員がお二人とご縁があり、はるばる遠い沖縄から気温差24℃の真冬の北海道へ来ていただくことができました。人のつながりは本当に大切ですね。ありがとうございます。
ここで簡単にお二人のプロフィールのご紹介をします。
山内 昌也 様
沖縄県沖縄市出身。沖縄県立芸術大学卒業。同大学院修了。小学校5年生より三線を始める。学生時代より数々の賞を受賞している。日本国内はもとより海外でも演奏している。現在、沖縄県立芸術大学准教授。
いんやく りお 様
2001 年東京生まれ、2011 年沖縄に移住。缶から三線奏者。ユニークな音作りと、背面弾きなどと豪快なパーフォーマンス、缶から三線&エレキ三線の2丁弾きが演奏の特徴。2018年夏、アメリカでコンサートを開催、好評を得る。
コンサートの始まりは沖縄の伝統芸能の一つである「沖縄空手」の演舞から始まりました。
(上)沖縄空手も三線も得意な田中援助員の演舞です。
そして、いんやく りおさんの演奏です。缶から三線とエレキ三線の2丁弾きという現代的な音楽で伝統芸能を表現してくださいました。アップテンポで若さ溢れる三線のパフォーマンスに会場は圧倒されました。素晴らしかったです!たくさん元気をいただきました。
師匠の山内先生の演奏です。いんやくさんのアップテンポな三線とは対照的に伝統のある沖縄三線の音そのものを体全体で表現されていたという印象でした。静かで穏やかな時間が流れていたように思います。
最後は山内先生といんやくさん、田中援助員によるセッションです。曲は「島人ぬ宝」を3人で演奏です。
沖縄の伝統的な音楽に触れる機会に恵まれ、職員も利用者も良い時間を過ごすことができました。「今日はほんとによかったよ。ありがとう。」と涙を流している利用者さんもおりました。アンコールにも応えていただき、大満足なコンサートでした。山内先生、いんやくさん本当にありがとうございました。
特別養護老人ホームの多床室のプライバシー保護のための改修工事が昨年の11月30日に完了しています。
(北海道の補助金を活用させていただきました。)
2床室を5室、4床室を5室、計30名分の改修工事を行いました。多床室は全体で50床ですが、過去に一部改修した居室を除いた部分の改修となります。
before
これは4床室の2名分の写真ですが、平成3年に開設してからそのままの設備です。仕切りはカーテンのみで、電気も各個には無く、「施設感」を残す雰囲気でした。
after
これは4床室の入り口からみた写真です。4名分の仕切りが出来ました。柱は木で出来ています。また少しでも光を通すために障子(強度のある障子です)にしました。
居室の入り口は、カーテンを付け出入りし易いようにしています。照明は古い和のものからシーリングライトに変更しています。
個々にはダウンライトとベッドサイドにライトを設けています。また床の面材と壁・天井のクロスも張り替えを行いました。
これは物干しを通すフックです。上着なども掛ける場所が欲しいと、職員からの要望でつけました。
これは2床室です。狭いようにもみえますが、案外狭く感じません。
改修の効果として、入居者の方は自室で過ごす時間が増えています。旅館みたいだね・・などのお声を頂いています。
改修前は個を仕切るものはカーテンのみでしたので、居室に職員や家族が入ると休んでいた入居者が目を開けるなどの状況でした。改修後は入居者からは周りを気にせず以前よりも落ち着いて過ごすことが出来るようになった、という感想が聞かれています。
ご家族からも面会時にゆっくり周りを気にせず過ごすことが出来るという感想が聞かれています。私物を置くスペースは狭くなりましたので、幾分不自由さはあると思いますが、改修によりプライバシーを確保するという目的は果たせたのかなと思っています。
12月15日(土)14時から毎年恒例のもちつき大会を開催いたしました。年末の一大イベントです。入居者のみなさまには、どこの家庭でもしていた昔懐かしいもちつきを家族と一緒に楽しんで、また新しい1年を迎えていただきたいと思っており、毎年行っている行事です。
今年もたくさんのご家族に参加していただきました。町内の中高生を中心とした学生ボランティアの方々は16名参加してくださいました。毎年、もちつき大会をサポートしてくださっている地域のボランティアの皆さんは総勢19名です。本当にお世話になっております。黒川地区民生委員協議会のみなさま、余市町食改善推進員会のみなさま毎年ありがとうございます。総勢35名のボランティアの方々の協力を得て本館ホールとフルーツホールの2ヵ所の会場で計18kgのもちをつきました。
開会式では久保家族会会長にご挨拶いただきました。ありがとうございます。
早速餅つき開始です。黒川地区民生委員協議会の男性ボランティアの皆さんがもち米を杵でこねて、整えます。地味ですがこの作業が実は重要なんですね。
もちの準備ができたようなので・・・入居者のみなさまが次々にもちをつきました。こちらは本館ホールの様子です。
そしてフルーツホールの様子がこちらです。(下)目立っているのが司会の「もちだもちお」さんです。かわいらしいですね・・・(笑)ですね・・・。
気を取り直しまして、入居者のみなさまの餅つきをご紹介します。
(下)御年102歳のお二人です。素晴らしいですね。
(下)男性入居者のもちつきはさすがです。昔取った杵柄ですね。後ろの白い顔の方が気になります・・・。
そして毎年変わりだねの大福ですが、今年は「大福の基本にもどりましょう!」ということで、こしあん大福を作りました。 あんこの量もすごいですね。
全部で240個です。これは余市町食改善推進員会のみなさまと黒川地区民生委員協議会のみなさまが主に担当してくださいました。できた大福は美しい・・・。
(上)こちらはちぎり餅担当です。主に学生の皆さんが担当してくださいました。今年も手練れの入居者のみなさんも一緒に。熟練の技を手取り足取り教えてくださいます。(下)おいしそうなお餅ができました。
「パクッ」と口に入れたところをパチリとさせていただきました。つきたてのお餅はとても美味しかったですね。
今年もたくさんの方々に参加していただき、盛況の中もちつきを終えることができました。本当にありがとうございます。
ボランティアでサポートをしてくださいました余市町食改善推進員会のみなさま、黒川地区民生委員協議会のみなさま、そして町内小中高校の学生のみなさまありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
みなさま良いお年を~。ちょっと早かったかな・・・。
11月17日(土)ツリーグループの家族懇談会を行いました。
お忙しい中9名のご家族様に参加していただきました。
まずは、新人職員の紹介と家族への連絡体制とその目的について話を行いました。
家族への連絡体制につきましては、主に転倒・転落の事故が起きた場合や体調を崩され受診が必要な場合などに連絡する事が多いです。
職員として、大事なご家族様を預からせていただいているため、利用者の身における事は速やかにお伝えする立場にあると考えているため、連絡を速やかにさせていただいている事、普段の面会時などにも利用者の近況をお伝えし、状況の共有・ご理解をしていただきたいと思っています。
次に今年度の取り組みについての説明です。
ツリーグループでは一人の入居者の方が最低2回外出できるようレクレーションを企画・実施しています。
外出をする事で心身の気分転換を目的とし、ツリーグループでは外出企画に力を入れています。
また、今年度は多床室の居室改装を行いました。
4人部屋を5室、2人部屋を5室 計30床分を改装しております。
今まではカーテンで仕切られているだけの空間でありましたが、少しでもプライベートな空間を作りたい、自分の空間で安心して過ごしていただきたいという思いから行っています。利用者からは「自分のスペースがあって良い」という意見や「周りが見えないから寂しい」等の意見も聞かれています。不安がある利用者に対しては職員が小まめにお部屋へ巡回し声かけを行っています。
次に最大の取り組みである「人にやしい介護」についてです。
「人にやさしい介護」とは:ベッド上でひきずる・抱える・持ち上げるという事をしない介護方法の事です。良質な休息・睡眠を取る為、筋肉が固まり動かなくなる事を予防するためにはベッド上での体制が大事である事がわかりました。
また、コミュニケーションが難しい方には、言葉が伝わらなくても優しく声をかける、優しく触れる事でコミュニケーションを取り、筋肉が固まってしまう事を防げるように心がけています。コミュニケーションを取れる方であっても、後ろから声を掛けたりするのではなく、きちんと目を見てお話しする事が大事です。
実際にご家族の方にも「人にやさしい介護」を体験していただきました。
車いすからベッドへの移乗
跳ね上げ式の車いすであれば、板を置きその上にスライディングシートを敷くと
簡単にベッドへ移乗する事が可能です。
※ポイント:車いすの高さとベッドの高さは同じ高さにすることです。
実際に体験したご家族からは、「これなら楽だね。」「介護されている方も楽だし、職員の方も楽でお互いに良いですね。」との声がありました。
ご家族からの希望にて、「ベッドに横になる際の方法を教えて欲しい」という声がありました。ベッドに横にしてからの服の皴を取る所まで体験していただきました。
服の皴を取り、筋肉の緊張を和らげるために「グローブ」という物を使用します。
実際体験されたご家族からは「すーっと力が抜けていく感じがして気持ちいい。」
「これなら寝やすいね。」「時代だねー。もっと早くあればみんな助かったのにね。」等のお言葉をいただきました。
体験後はホールにて、昼食を召し上がっていただきました。
最近入居したご家族からは「面会時に細かく状況を伝えてくれるので安心です。」
「今回の介護方法は為になりました。」等お話しをいただきました。
参加していただいたご家族の方々、ありがとうございました。
11月17日(土)13時30分から積丹町総合文化センターにおいて、積丹セミナーを開催しました。今回のセミナーは平成28年に「ゆうるり」を開設してから3回目となります。
今回のテーマは「積丹らしい子育て」-地域の特性を生かしてー。
子育て・・・。特に過疎地では人口減少、少子化が顕著に進む中、ひと昔前の普通に多世代が関わってきたものとは確実に変化してきています。このセミナーにより住民の方々と共にさらに地域特性を生かして良い方向へ考えるきっかけになれば・・という考えからこのセミナーを企画致しました。
講師として、社会福祉法人こうほうえんから、南東京エリア総合施設長の髙田 幸治様、そして東京江東区の新砂保育園の園長、庄司 菜美代様にお越し頂きました。
参加者は、積丹町子育て審議会、民生委員の方、園児の保護者の方、婦人会、老人クラブなど50名程の参加となりました。
今回のセミナーは、園児100名が通園している社会福祉法人こうほうえん、新砂保育園から「地域と取り組む保育」、当よいち福祉会のにき保育園からのダンスの外部講師を取り入れた保育の取組、積丹びくに保育所からの地域に密着した活動報告をして頂きました。
社会福祉法人 こうほうえんは鳥取を本拠点とし高齢者施設・保育園等の事業を展開している職員2000人規模の法人です。
法人の概要説明の後、庄司園長から具体的な保育の取組についてお話しを頂戴しました。
保育理念
『一人ひとりの発達個性を大切にし、生きる根っこ育みます』 のもと、
外部講師による体操教室・英語教室、積極的な戸外活動。農作物の栽培~収穫までの食育。東京江東区の文化や伝統に触れるイベント参加。
そして地域貢献活動。自治会との交流(御神輿・盆踊り等の行事参加)、合同防災訓練、家庭支援センターとの虐待案件の共有。そして副園長が江東区の子育て支援アドバイザーになるなど、地域との繋がりを大切にしている取組が報告されました。
特に、世代間交流のお話しでは高齢者と子供たちの楽しそうな交流が印象的でした。
よいち福祉会、にき保育園からの報告です。にき保育園では、特別教育として、ダンス教室・英語教室・スキー教室に取り組んでいます。全て外部講師が指導しています。
また、全園児がごはんを温かい状態で食べさせたいという願いから完全給食を実施していることの紹介がありました。
最後に、積丹びくに保育所の石田所長から取り組みと課題についてお話しを頂戴しました。
石田所長からは、積丹の自然を生かした戸外活動、お祭りの見学、漁協見学、ニシン文化伝承ヤマシメ見学などの地域特性を生かした保育。そして町内福祉施設への訪問、他保育所との交流など、積極的な町での取り組む報告がありました。
今後としては世代間交流等により、
・保育活動の幅が広げたい。
・保育(子育て)に必要な情報が収集できる。
・昔の子育ての知恵が得られる(昔の遊び等)
という期待を話されておりました。
4名の方からの講演の後、参加者交えてグループワークを行いました。
グループワークは8つにわかれて実施。積丹らしい子育てを一層進めるにあたり、なにをしたらいいのかフリートーク形式で行いました。
グループからでた意見として、地域に密着した活動を美国保育所では取り組んでいるということがわかった、という声。今後は関係機関の繋がりを強化していくことが必要なのでは?保育園からもっと発信していくと多世代交流も増えていくのではないか、地域は待っているという声もありました。
ここには載せきれない程意見をいただきましたが、ゆうるりも保育園のお子さん方と日ごろから交流できるような取り組みを考えたいと改めて思いました。
参加のみなさま、講師の皆様、積丹役場の皆さん、準備から実施まで協力していただき、ありがとうございました。
11月20日(火)に黒川小学校の6学年の出張授業へ行って参りました。
5・6時限目の総合的な学習の時間に「福祉について」の授業です。今年、フルーツ・シャトーに入職した経験のある介護職員2名が施設で暮らす高齢者の生活や施設で働く介護職員の仕事や、高齢者が施設で使っている福祉用具の説明をしました。
また介護の仕事を選んだ理由や仕事のやりがい、介護の仕事を選んでよかったことなど、6年生の皆さんに伝えたいメッセージをたくさん準備して伝えてきました。
苗代沢援助員は、「姉が介護の仕事をしていたことや自分の祖父母の世話をしてくれていた施設の介護福祉士がとても優しくて、かっこよく見えて、自分もやってみたいと思って・・・仕事なので大変なことはたくさんあるし、人が相手の仕事なのでなかなか伝わらない、自分の思い通りにいかないことの方が多いけれど、その分うまくいったときの嬉しさや達成感はとっても大きいです。」佐々木援助員は「最初はやりたいと思って始めた仕事ではなかったけど、人と関わる仕事がしたいと思って、やっているうちに介護の魅力にはまりました。今ではこの仕事についてよかったと思っています」とメッセージを送りました。
座学の後はお待ちかねの実技の時間です。
今回は、「スライディングシート」を体験してもらいました。最近はこのスライディングシートを何かあると登場させて、みんなに広めています。
そして「スライディングシート」は何かということですが・・・。
ベッド上などで使う移動用のシートです。筒状になっており、対象者の体の下に敷き、布同士を滑らせて使用します。非常に摩擦の少ない構造になっているため、少ない力で対象者の移動ができます。
始めは先生をモデルにして、どんな風に使うのかを勉強します。最初は体の下に何も敷かない状態で足の力だけで先生に上に上がってもらいました。なかなか上がらない体がスライディングシートを敷くと”スーッ”とスムーズに移動できました。体験した先生からも「おぉ。すごいですね」という感想を頂きました。子どもたちもスライディングシートの滑り具合に「すごーい」「なにこれー」とあちこちから、歓声があがっていました。
早速子どもたちも二人一組になって、スライディングシートの体験です。
こちらはスライディングボードの紹介コーナーです。
車いすから椅子などへの移る時に使用する福祉用具です。使った車いすは「肘跳ね上げ式」の車いすです。肘掛が外れ、車いすに乗り移る時に邪魔をしません。そこにスライディングボードを渡し、移乗の介助をします。今回の介助は子どもたちにはちょっと難しかったかもしれませんね・・・全員は体験できませんでしたが、こんな福祉用具もあるよということは、皆さんにお知らせできたと思います。
私たちもまた一つ勉強になりました。黒川小学校6学年の先生、児童の皆さんありがとうございました。