29.11.19 積丹「共生」セミナー開催しました。


ゆうるりでは、11月19日(日)の9時30分~12時30分までの間、積丹町総合文化センターにおいて、積丹「共生」セミナーを開催しました。
積丹で行うセミナーとしては、2回目となります。全員で70名を超える参加となりました。

今回お越し頂いたのは、北海道総合研究調査会 理事長の五十嵐 智嘉子様。そして、北海長正会、北広島団地地域サポートセンター「ともに」 の向山 篤様です。

五十嵐様からは「人口減少時代における協働と共生のまちづくり」
向山様からは北広島で実際に取り組まれている事例報告として「老人福祉施設が行う地域づくりコーディネート」について、お話しを頂きました。

なぜ共生なのか、どんな良いことがあるのか・・そんなテーマのお話しのあと、積丹の住民の皆さまと、ゆうるりの職員とでフリート―クを進めました。

松井町長からのご挨拶

この企画の後援をしてくださった、積丹町を代表して、松井秀紀町長からご挨拶をいただきました。

ご挨拶では、人口減少はさることながら、共生~ともに支えながら生きていくということが今後益々大事であること、そして五十嵐様、向山様からのお話しを参考に、ゆうるりと協調、協力しながら、生き生きとした積丹町を作っていきたいという、お言葉を頂戴いたしました。

ご挨拶される五十嵐理事長

講演では、まず五十嵐様のお話しを頂きました。
日本の人口動態、人口移動、積丹町の人口移動など、人口減少と人口の動きのお話しがありました。
減少を黙ってみているのではなく、生涯活躍のまちづくりとして、機能(多数の人が訪れる機能)・場所(誰でもいつでも利用できる)・仕掛け(満足度を高める工夫)をキーワードとして、まちづくりをしていくことが、生き生きと暮らすことができる地域作りに繋がる とのお話しでした。

そこで大事なのは、◆よそもの⇒外からみる地域の良さ、地域資源の 発見 ◆わかもの⇒「必要とされている」と感じる地域には残る。任せること、働きがいが重要 ◆ばかもの⇒本気で、信じて取り組む人は宝。をアウトリーチ(実現へ向けて、そのような人に手を伸ばす)する。 ということが良いのではないか とお話しを頂きました。

講演中の様子

続いて、「共生」を目標に地域コーディネートしている向山さんの事例報告です。

ご挨拶される向山様

向山様は、北広島地区で地域づくりに取り組まれております。
元小学校を活用し、いつでも来れる、そこで楽しめる、自分の力が発揮できるような環境づくりをされております。

小学校を改造することから市民スタッフを結成、住民と「ともに」考え、住民のかたの自主的な力を頂いたと言います。

講演の様子

その「ともに」では、サ高住・居宅介護支援事業所、訪問系等複合型の事業所も併設されていますが、住民が運営する喫茶店、子供から大人の多世代の学芸会、放課後児童クラブ、介護予防の体操、住民による研修会など、地域がまるごと利用し、触れ合う場として、機能しているということでした。
「安心して暮らし続けられる地域づくり」・・・人口が減る、減っているというマイナスの感覚からも発想ではなく、プラスに転じているという、気持ちが引き寄せられるお話しでした。

続いて、ゆうるりと本体施設の職員と、積丹住民の皆さんとグループ毎にトークセッション。

グループに分かれて意見交換など

まず、ゆうるりの取組紹介をしました。入居者へのケア、イベント、地域外出、さらに最近はじめた、地域のお子さんとの交流会。みなさんに知ってもらうよい機会となりました。

その後、多世代交流の場、入居者とのふれあいの場として ゆうるりにで、なにが他に出来そうか、色々な話をしました。

住民の方の意見ですが

・色々な特技を持っている人が何人もいるので、子供たちに教えることが出来る。

・昔遊びを通して子供たちと触れ合うのはどうか(お手玉など)(お手玉も作れるとのこと)

・共生スペースの活用については、地域住民とのお茶会の開催。すぐにできそうなことだと思う。毎月第〇▽曜日など定期的に行って、ゆうるりの入居者、職員と地域の人が交流する機会があったらよいのではないか。子供さんなども連れてくると多世代交流にもなると思う。

・病院みたいに思っている人がいる。

・密閉されている感じがする。

・知り合いがいないと入りずらい。

・秋祭りみたいな行事はとても良くゆうるりが開放的になった一面も見られた。

・入っている入居者からは「ここに入れてよかった」との声は多く聞かれている。

・ゆうるりの情報を11枚配るのは手間と時間がかかると思うので町内会の回覧してもいいと思う。

・ゆうるりサポーターみたいなのを作って、ボランティアを登録制にしてみるとよいのでは?

他にも様々なご意見を頂くことができました。

これから ゆうるりの職員とともに、考え、行動に移していきたいと考えています。

向山様の資料

五十嵐様の資料
ゆうるりの資料

 

 

 

 

 

ゆうるりでは、2回目の秋まつりを行いました!


もう祭り後、ひと月・・・・・まだ秋なので思い切って掲載。

でも仕事が確実に遅くなっている・・・しかし・・・積丹町の地域密着特養 ゆうるりの秋祭りは、とても盛り上がった行事でしたので、掲載します。

今年は、積丹町の「いこいの広場」がオープンのその日に その輝かしい場所で開催。地域のお子様、住民の方、100名を超えるたくさんの方が、秋祭りに来てくださいました。

写真右側が、新しくできた公園の遊具。最新式です。公園をバックに家族会会長が挨拶です。

開始してすでにこの賑わいです。焼き鳥が開始15分で完売真近。本当に焦りました(冷や冷や・・)すぐ商店に走り、焼き鳥追加です。*昨年の倍くらい準備したのですが・・・
今年は、職員でやきとり、地元の方の協力で おでん・トロピカルジュース・フランクなど、小樽のたこやき「かまくらさん」、皆さんの力を借りて、模擬店営業です。

 

今年も沖縄から、田中援助員が参上。

美国中学校の吹奏楽部のみなさん。都合で少人数でしたが、それがわからないくらいの迫力のある音、演奏でした。ありがとうございました!

空はこの快晴。すばらしいアオです。まさに積丹ブルー。空ですけどね。

公園のオープンの日もあって、多くの方がお越しになりました。

天気もよく、いい日でした。

 

 

 

 

積丹の河原で フキを採ってきました。~ゆうるり


今日、26日に美国の河原で フキを採ってきました。なんとしても入居者の方に食べていただきたいという勢いで行きました。
職員2名でいきましたが、1人は都会っ子で、虫との闘いがメイン。もう1名は少し年齢がいっていて、フキとりはなんのその。しかし、とってきたものは虫くいが多かったようです・・・

入居者の方には、湯通ししたフキの皮むきをしていただきました。油いためや、味噌汁にいれます。

 

ボランティア活動推進委員会。


特養フルーツ・シャトーよいちでは、ボランティアの方の受け入れを積極的に

実施しています。

月に2回定期的にお越しいただいている、書道の米坂 様、舞踊の木村 様、生け花の池田様と佐藤様。お菓子作りの 浜田様と菊池様。

月に1回は 心の会 の皆さま。心の会の方は、入居者と雑談をしたり、一緒に歌を

歌ってくれております。また、お茶の先生の 森 様も来てくださっています。

そして、すっかり定着しましたが、余市旭中学の学生さんも喫茶店のボランティアにきてくれています。

ボランティア活動推進委員会では、受け入れスケジュール調整、内容の企画、吟味、反省をしています。

委員長を2年している和泉山です。ボランティアの発掘も一層考えていきます。

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接遇委員会の活動報告。


28年度の接遇委員会では、当施設の接遇コンセプトを決め、活動しています。

接遇コンセプトは「気遣い・思いやりのある接遇」です。

接遇は挨拶だけには留まらず、相手に良い思いをしていただく行動と言えます。

接遇姿勢は常に見直し、いつでも、だれでも来やすい施設であり続けることが大事だと思います。

当施設では、お客様には「いらっしゃいませ」という挨拶をしています。また、当然ながらですが、入居者の方には敬語。職員間の呼び名も職名または、さん付けを基本にしています。

委員長は 浅田南(あさだ みなみ) です。接遇向上の企画を進めていきます。

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セキレイの親子


入居者の方から「鳥のヒナが窓から見えるよ」と声をかけていただき、見に行くと可愛いヒナがいました。いちごの影に巣をつくっていたんですね。

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あまり近づくと上から餌をあげようとしている親に怒られそうなので、1枚だけ撮りました。

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積丹町夏季認知症セミナーを開催しました。


7月17日・18日   (以下は17日の分)

積丹町夏季認知症セミナーを積丹町総合文化センターで開催しました。地域住民の方、積丹町職員、社会福祉協議会の方などの参加がありました。

積丹町に地域密着型特別養護老人ホーム ゆうるりを開設した記念、そして積丹町町制施行60周年記念として、このセミナーを開催しました。

開催地挨拶として積丹町長 松井秀紀様からご挨拶を頂戴しました。

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講演1として、長野県の高齢者総合福祉施設アザレアンさなだの常務理事・総合施設長の 宮島 渡様から、「自治会主導の地域作り~新田の風の挑戦」と題し、地域のみんなで認知症の方や高齢者を支えあう活動事例について紹介されました。

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特に、自治会の方々と、安心して老いを迎えられる地域をどう作るかというテーマについて話合いを重ねたこと、大規模な施設を作るのではなく、在宅をささえる小規模な施設を作ったことなどの取り組みについての内容でした。

宮島様からは「認知症はもはやだれでもなり得る病気であり、なったときに住みやすい地域を今からつくっていくことが大事」というお話がありました。

 

 

講演2として、

社会福祉法人サンの理事、特定非営利活動法人 生活介護ネットワーク代表、の西村美智代様から若年性認知症の人や家族のための取組みとこれからの課題についてお話を頂戴しました。

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若年性認知症とは中年期~壮年期(18歳~64歳まで)に罹患する認知症の状態と診断されるもので、アルツハイマー病、脳血管障害、ピック病などの前頭側頭型脳変性症、レビー小体変性症、脳外傷やそのほかの疾患によるものの順に多いとされています。

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課題特性として

1.人生過程が中断される。行き場と所属がないため、生き方を見失いや

すい。2.経済的にも、家庭も破綻の危機がある。 3.喪失への自覚が明確

で、それは長く継続する。4.残存能力が高く、働く意欲が大きい。

5.活動と交流支援があれば円満な人格が保たれる。

 

があげられました。特に5について焦点を当てて、家族同士の付き合い

・地域への紹介、呼びかけ、交流を増やす ・活動と交流支援があれば円満な人格が保たれる ・地域の事業所への参加・町内、地域、行政窓口との積極的交流 ⇒成果物の販売と営業(理解が深まり販売場所が広がっている)

 

という取り組みの実例紹介がありました。

 

 

 

シンポジウムでは、ファシリテーターとして、東京の福祉サービス第3者評価機関のNPO法人 メイアイヘルプユー 新津ふみ子代表、シンポジストとして上記講師2名の方々に加え、余市グループホーム協議会会長の橋本会長、積丹町地域包括支援センターの山崎保健師と、地域における認知症ケアの充実を目指して というテーマを進めました。

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橋本会長からは余市グループホーム協議会の活動内容として認知症を知ること、グループホーム間で取り組みの共有、推進を図ることが重要とのお話でした。

 

山崎保健師からは、積丹町の高齢化と予防活動も紹介されました。婦人会の高齢者見守り活動、高齢者ボランティア活動、めだかの会という個別の支援方法を検討する会などの紹介がありました。

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認知症ケアをどのように進めるべきかという点においては、積極的にそれぞれの立場から認知症のことを広め、今後どうしていくかを全体で考えていくことが重要というシンポジウムとなりました。

 

ゆうるりに天狗が来ました。~積丹美国祭り~


7月5日に、地域密着型特養 ゆうるりに天狗が来られました。

地元の美国祭りによる、天狗、おみこしが施設の前に来てくださいました。

入居者の方々には外にでていただき、お祭りの雰囲気を楽しみました。

地元ならではの行事で、皆さんは楽しまれておりました。

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地域密着型特別養護老人ホーム 「ゆうるり」 オープンから現在まで・・・・


あっという間にオープンから2か月も経過してしまいました・・・。なんというブログ公開の遅さ・・・・。

平成28年4月に 積丹町に地域密着型特別養護老人ホーム ゆうるり がオープンしました。

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「ゆうるり」 の命名の由来は、積丹ブルーの海に夕日が差し込んだ瑠璃色の美しい

積丹で老後をゆっくり・・というイメージでこの名にしました。

ユニット名は 「神威」「島武意」「宝島」 の3ユニット。積丹の名所にちなんだ名前を取り入れています。

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下:廊下の談話スペースです。

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下:居間です

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下:こちらも居間ですが、家具の色で雰囲気を変えています。

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3月28日には町内住民の方を対象に内覧会を行いました。

3日間で180名の方が来てくださいました。

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下: 5月28日に本体特養の田中援助員が、得意の三線披露です。

入居者20名の方が生活し始めました。美国の職員5名採用させていただきました。

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その後、誕生会です。おめでとうございます!

皆さんに祝福されておりましたね。

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6月13日に 赤井川から採ってきた蕗です。入所者の方に皮むきをしていただきました。蕗の量が少なくて、少々怒られました・・すみません。来年はたくさんとってきます! 献立に取り入れて、みなさんに楽しんでいただきました。

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今日は美容師の方が来られて、散髪です。

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散髪をしたあとですか? 笑顔が素敵です。

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余市(本体特養)に足をのばして、藤重希会さまの舞踊を楽しみました

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6月16日から生け花の先生がお越しになりました。

入居の3名の方が、楽しみました。今後は、月に2回の木曜日に

実施します。これから、外のボランティアの方にもっと

きていただきたいと思っています。

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地域密着型特養 「ゆうるり」 工事進捗


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外壁の状況(上)

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公衆浴場の浴室

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玄関を入っての廊下(右が事務所 左が共生スペース)

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ユニットの共同生活スペース

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壁紙などの貼り付けも急ピッチで進んでいます。

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左は共生スペース「いこい」

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こちらは共生スペース浴室(脱衣場側から撮影)

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上の方の写真からわずか1週間後の様子です。

浴室内のタイルの貼り付けも始まっていて、一気に公衆浴場らしくなってきました。

 

工事が進んでおります。