移乗リフトのフル活用!(第1弾)


当特養では助成金申請をしてリフトを購入しております。購入して間もないのですが現在は毎日フルに活用しています。

職員は腰への負担感が無くなっていると言います。

機械操作がありますので移乗の時間は少々かかりますが、抱きかかえられる際の入居者の方の身体の硬直、職員の腰への負担を考えると、導入メリットは大きいと感じています。

積極的に操作方法を覚え、事故の無いよう操作のポイントを理解し、使用しています。

ひきずらない、かかえない、持ち上げない介護も継続して取り組み中です!

 

 

 

 

 

令和元年初めての「蕗」


時期的には昨年よりも随分早く赤井川へ蕗を取りにいったのですが・・・少なかったようです。

でも、少なくても皮をむいたり、食事にでると「春」を感じれるものです。

最近は、熊の出没情報が多いですので、あまり沢山の熊が下りてくるなら、採る場所を考え直さなければ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特別養護老人ホームにおける多床室のプライバシー保護のための改修(報告)


特別養護老人ホームの多床室のプライバシー保護のための改修工事が昨年の11月30日に完了しています。
(北海道の補助金を活用させていただきました。)

2床室を5室、4床室を5室、計30名分の改修工事を行いました。多床室は全体で50床ですが、過去に一部改修した居室を除いた部分の改修となります。

before 
これは4床室の2名分の写真ですが、平成3年に開設してからそのままの設備です。仕切りはカーテンのみで、電気も各個には無く、「施設感」を残す雰囲気でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

after

これは4床室の入り口からみた写真です。4名分の仕切りが出来ました。柱は木で出来ています。また少しでも光を通すために障子(強度のある障子です)にしました。

居室の入り口は、カーテンを付け出入りし易いようにしています。照明は古い和のものからシーリングライトに変更しています。

 

 

 

 

 

 

個々にはダウンライトとベッドサイドにライトを設けています。また床の面材と壁・天井のクロスも張り替えを行いました。

 

 

 

 

 

 

これは物干しを通すフックです。上着なども掛ける場所が欲しいと、職員からの要望でつけました。

 

 

 

 

 

 

これは2床室です。狭いようにもみえますが、案外狭く感じません。

 

 

 

 

 

 

 

改修の効果として、入居者の方は自室で過ごす時間が増えています。旅館みたいだね・・などのお声を頂いています。

改修前は個を仕切るものはカーテンのみでしたので、居室に職員や家族が入ると休んでいた入居者が目を開けるなどの状況でした。改修後は入居者からは周りを気にせず以前よりも落ち着いて過ごすことが出来るようになった、という感想が聞かれています。
ご家族からも面会時にゆっくり周りを気にせず過ごすことが出来るという感想が聞かれています。私物を置くスペースは狭くなりましたので、幾分不自由さはあると思いますが、改修によりプライバシーを確保するという目的は果たせたのかなと思っています。

積丹セミナー開催~「積丹らしい子育て」ー地域の特性を生かしてー


11月17日(土)13時30分から積丹町総合文化センターにおいて、積丹セミナーを開催しました。今回のセミナーは平成28年に「ゆうるり」を開設してから3回目となります。

今回のテーマは「積丹らしい子育て」-地域の特性を生かしてー。

子育て・・・。特に過疎地では人口減少、少子化が顕著に進む中、ひと昔前の普通に多世代が関わってきたものとは確実に変化してきています。このセミナーにより住民の方々と共にさらに地域特性を生かして良い方向へ考えるきっかけになれば・・という考えからこのセミナーを企画致しました。

講師として、社会福祉法人こうほうえんから、南東京エリア総合施設長の髙田 幸治様、そして東京江東区の新砂保育園の園長、庄司 菜美代様にお越し頂きました。

参加者は、積丹町子育て審議会、民生委員の方、園児の保護者の方、婦人会、老人クラブなど50名程の参加となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のセミナーは、園児100名が通園している社会福祉法人こうほうえん、新砂保育園から「地域と取り組む保育」、当よいち福祉会のにき保育園からのダンスの外部講師を取り入れた保育の取組、積丹びくに保育所からの地域に密着した活動報告をして頂きました。

社会福祉法人 こうほうえんの説明ー髙田総合施設長

 

 

 

 

 

 

新砂保育園ー庄司園長からの取組報告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

社会福祉法人 こうほうえんは鳥取を本拠点とし高齢者施設・保育園等の事業を展開している職員2000人規模の法人です。
法人の概要説明の後、庄司園長から具体的な保育の取組についてお話しを頂戴しました。

保育理念
『一人ひとりの発達個性を大切にし、生きる根っこ育みます』 のもと、

外部講師による体操教室・英語教室、積極的な戸外活動。農作物の栽培~収穫までの食育。東京江東区の文化や伝統に触れるイベント参加。

そして地域貢献活動。自治会との交流(御神輿・盆踊り等の行事参加)、合同防災訓練、家庭支援センターとの虐待案件の共有。そして副園長が江東区の子育て支援アドバイザーになるなど、地域との繋がりを大切にしている取組が報告されました。

特に、世代間交流のお話しでは高齢者と子供たちの楽しそうな交流が印象的でした。

にき保育園から細田園長の報告 左から髙田総合施設長・庄司園長・細田園長・石田所長

 

 

 

 

 

 

 

よいち福祉会、にき保育園からの報告です。にき保育園では、特別教育として、ダンス教室・英語教室・スキー教室に取り組んでいます。全て外部講師が指導しています。

また、全園児がごはんを温かい状態で食べさせたいという願いから完全給食を実施していることの紹介がありました。

最後に、積丹びくに保育所の石田所長から取り組みと課題についてお話しを頂戴しました。

石田所長からは、積丹の自然を生かした戸外活動、お祭りの見学、漁協見学、ニシン文化伝承ヤマシメ見学などの地域特性を生かした保育。そして町内福祉施設への訪問、他保育所との交流など、積極的な町での取り組む報告がありました。
今後としては世代間交流等により、

・保育活動の幅が広げたい。

・保育(子育て)に必要な情報が収集できる。

・昔の子育ての知恵が得られる(昔の遊び等)  

という期待を話されておりました。

4名の方からの講演の後、参加者交えてグループワークを行いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グループワークは8つにわかれて実施。積丹らしい子育てを一層進めるにあたり、なにをしたらいいのかフリートーク形式で行いました。

グループからでた意見として、地域に密着した活動を美国保育所では取り組んでいるということがわかった、という声。今後は関係機関の繋がりを強化していくことが必要なのでは?保育園からもっと発信していくと多世代交流も増えていくのではないか、地域は待っているという声もありました。

ここには載せきれない程意見をいただきましたが、ゆうるりも保育園のお子さん方と日ごろから交流できるような取り組みを考えたいと改めて思いました。
参加のみなさま、講師の皆様、積丹役場の皆さん、準備から実施まで協力していただき、ありがとうございました。

 

わらび。


先日、地域の方に「わらび」を頂戴しました。
調理して、利用者の方に提供しました。とっても美味しい! と喜ばれておりました。

栄養士が煮たものを味見したとき、「これはえぐみが強い!」大丈夫かな・・と心配顔でした。
ところが、少し年配の職員に味見してもらったところ、これくらいなら、全く問題なしのお墨付き。

入居者の方は、とっても喜んでいたということです。

 

 

ノーリフト特訓④


先日、ノーリフトの取組、リフト試用の件をUPしました。

今日は利用者の方の試乗の様子です。

乗りごこちもよく、体も全く痛くないと笑顔でお話しされておりました。

利用者の負担、職員の負担が軽くなるのは、明らかです。

デモ器のリフトを借りているのですが、どんどん活用、試乗しています。

 

お次は職員のスライドシート活用、練習の様子です。

ベットにシートを敷いて、横になったあと、ベッドでの体の位置をラクにずらすことが出来ます。

 

以下は、リフト練習です。結構重たい男性職員です。車いすから吊り上げ、

ベッドへの移動です。ハンモック型のスリングではないのですが、やってみました。

 

ノーリフト特訓③


つい昨日、特養ホールでリフトの練習をしている職員の集まりがありました。

デモ機を借りている状況ですが、実際の乗り心地、操作性、利用者に良いのかどうか検証しています。利用者の方には5名の方に試乗していただきましたが、皆さん楽だね、いつも移乗時には体が痛かったけど、これなら楽だね。ととても良い反応でした。

利用者の方の写真はこれから公開しますが、まずは試乗練習などの様子を公開します。

ノーリフト特訓②


前回のブログでは、ノーリフトに取り組んでいる内容について公開しました。

今回は紹介第2段です。

理学療法士の島川さんには、職員集合研修のみならず入居者の方の姿勢の確保、より安楽な姿勢の保持の方法についても個別に助言・指導をしていただいています。

入居者の方に使用するスライドシートの実際の使用方法、身体の一部が拘縮されている方の体交まくらの使用方法を居室を周りながら具体的に教えて頂いています。

枕は、関節の間に入れるのは意味がなく、褥瘡を出さないためにも重力が分散されるように活用しなければなりません。その方法を教えてくださっています。

ここでも根本的な支援の仕方を変えることが出来てきています。

スライドシートを使用しての車いすからベッドへの移乗です。

今までは、一度職員が抱きかかえて、立位をしていただいての移乗でした・・・

その際には、体の痛みが伴う状況でした。これを活用することで痛みは全くなく、苦痛なく移乗が出来るようになったようです。この方からは滑るやつもってきて とご依頼があります。

 

 

ノーリフト特訓中!!


現在、特養フルーツ・シャトーよいちでは、利用者をかかえない・もちあげない・ひきずらない、介護者の一方的な力で介助しない、いわゆるノーリフトの考え方で介護を変える取り組みを進めています。

当施設で指導してくださっている伊達市の認定理学療法士、島川弘美さんと昨年の9月頃に知り合うことが出来、現在も介護の改善に力を貸して頂いています。

介護業務において、介助を必要とすればするほど相手を抱き上げたり、支えたりする動作はなくてはならないものですが、そのため職員は腰を痛めたり、利用者は抱き上げられる度、特に関節や筋肉が固くなっている利用者の方には動作介助の度に痛みを伴うことが日常的に存在しています。

その負担を極力少なくしたい という考えから、この取組を進めているところです。

まず昨年11月に島川さんに来ていただき、利用者にも職員にとっても「人にやさしい介護」というテーマで研修をしていただきました。


人にやさしい介護とは、福祉用具を使用するということのみではなく、人と人との関係作りから始まります。普通は嫌な人に介助されたくないです。
介護を受ける人にとって、介助する側は嫌な人にならないということも大切なこと。
また、介助の際にはまず相手に説明、顔をみて、目をみて理解していただくこと。これからどんな動作に協力してもらうか、どいう気持ちの準備が大切ということを改めて気づくことが出来ました。


福祉用具を使用した、相手にとっても、介助者にとっても負担の少ない方法を学びました。これはスライディンググローブです。ベットと身体の圧を抜いてくれる優れものです。
ベッド上で自力で体の姿勢を変えることが出来る人は問題ないのですが、ご自分で
姿勢変換が出来ない方には、とても有効です。
ベット上で、楽で居心地のよい姿勢が確保できるんです。

これはスライドシートです。ベット上での身体をずらす動作に活用できるものです。これがあると介助者の少しの力で、移動させることができます。介助者の負担も軽くなります。現在は利用者の方から、「あのすべるやつ持ってきて」と言われるほどに・・

シートやグローブも活用している最中ですが、つい先日5月22日に、島川さんに再度来ていただきました。

今回で研修は実は3回目。今回は移乗動作とリフト試乗等の研修です。



立位の介助の練習です。


リフト試乗では、ハンモック状で活用することが可能ということがわかりました。

驚いたのは、利用者の方の手のむくみが取れてきたこと。これは驚きました。

とても居心地が良さそうでした。

今回紹介しきれなかったので、これからも取組は更新していきます。