ツリーグループ家族懇談会を行いました


11月17日(土)ツリーグループの家族懇談会を行いました。

お忙しい中9名のご家族様に参加していただきました。

まずは、新人職員の紹介と家族への連絡体制とその目的について話を行いました。


家族への連絡体制につきましては、主に転倒・転落の事故が起きた場合や体調を崩され受診が必要な場合などに連絡する事が多いです。
職員として、大事なご家族様を預からせていただいているため、利用者の身における事は速やかにお伝えする立場にあると考えているため、連絡を速やかにさせていただいている事、普段の面会時などにも利用者の近況をお伝えし、状況の共有・ご理解をしていただきたいと思っています。

次に今年度の取り組みについての説明です。
ツリーグループでは一人の入居者の方が最低2回外出できるようレクレーションを企画・実施しています。
外出をする事で心身の気分転換を目的とし、ツリーグループでは外出企画に力を入れています。
また、今年度は多床室の居室改装を行いました。
4人部屋を5室、2人部屋を5室 計30床分を改装しております。
今まではカーテンで仕切られているだけの空間でありましたが、少しでもプライベートな空間を作りたい、自分の空間で安心して過ごしていただきたいという思いから行っています。利用者からは「自分のスペースがあって良い」という意見や「周りが見えないから寂しい」等の意見も聞かれています。不安がある利用者に対しては職員が小まめにお部屋へ巡回し声かけを行っています。

次に最大の取り組みである「人にやしい介護」についてです。

「人にやさしい介護」とは:ベッド上でひきずる・抱える・持ち上げるという事をしない介護方法の事です。良質な休息・睡眠を取る為、筋肉が固まり動かなくなる事を予防するためにはベッド上での体制が大事である事がわかりました。

また、コミュニケーションが難しい方には、言葉が伝わらなくても優しく声をかける、優しく触れる事でコミュニケーションを取り、筋肉が固まってしまう事を防げるように心がけています。コミュニケーションを取れる方であっても、後ろから声を掛けたりするのではなく、きちんと目を見てお話しする事が大事です。

実際にご家族の方にも「人にやさしい介護」を体験していただきました。

車いすからベッドへの移乗
跳ね上げ式の車いすであれば、板を置きその上にスライディングシートを敷くと
簡単にベッドへ移乗する事が可能です。
※ポイント:車いすの高さとベッドの高さは同じ高さにすることです。
実際に体験したご家族からは、「これなら楽だね。」「介護されている方も楽だし、職員の方も楽でお互いに良いですね。」との声がありました。

ご家族からの希望にて、「ベッドに横になる際の方法を教えて欲しい」という声がありました。ベッドに横にしてからの服の皴を取る所まで体験していただきました。
服の皴を取り、筋肉の緊張を和らげるために「グローブ」という物を使用します。
実際体験されたご家族からは「すーっと力が抜けていく感じがして気持ちいい。」
「これなら寝やすいね。」「時代だねー。もっと早くあればみんな助かったのにね。」等のお言葉をいただきました。

体験後はホールにて、昼食を召し上がっていただきました。
最近入居したご家族からは「面会時に細かく状況を伝えてくれるので安心です。」
「今回の介護方法は為になりました。」等お話しをいただきました。

参加していただいたご家族の方々、ありがとうございました。