お正月の飾り付けを行いました。本館ホールの様子です。
一気にお正月気分になります。
事務所は31日~1月3日までお休みとなります。
今年一年ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願い致します。
2017年も素敵な一年となりますように。
皆さま、良いお年をお迎えください。
12月17日土曜日に今年も恒例のもちつき大会を開催しました。
もちつき大会は恒例行事で、今年も地域のボランティアの皆さんや学生の皆さんに協力していただいております。今年は16kgのもちをつくことができました。ありがとうございます。
たくさんのご家族の皆さんに来ていただき、本館ホール、フルーツホールともに大盛況でした。
写真右は松野恵梨香援助員です。本館ホールの司会を担当してくれました。大きな行事での司会は初めての経験でしたが、初めてとは思えない名司会でしたね。ちなみに左は来年4月から私たちの仲間になる笹山さんです。
そしてもう一人の立役者は写真中央の椿援助員です。ねこのコスチュームで会場を盛り上げてくれました。
フルーツホール会場は、左の方が司会の国兼副主任援助員です。昨年に続き、2度目の餅つき大会の司会担当です。もう慣れたものですね。右のお着物の方は、どなたでしょうか・・・。名わき役の彼の名前はここでは伏せておきます。
それではさっそくもちをついていきましょう!
最初はボランティアの皆さんのもちつきのデモンストレーションからです。
次に入居者の皆さんがもちをつきます。
続きまして学生の皆さんにもついてもらいました。
つきあがったおもちは、どうなるのかと言うと・・・。今年は「栗大福」です!ちぎったもちは、大根おろしと醤油で味付けした人気の「みぞれ餅」、新しいメニュー「ずんだ餅」、定番の「みたらし餅」に変身します!
入居者の皆さんにも大福づくりに協力いただきました。
慣れた手つき、熟練の技ですね。
こちらも負けておりません。素早い手つきで一口サイズに餅をちぎっていきます。
本日ついたおもちは、ご家族、利用者、お手伝いいただいたボランティアの皆さんに振る舞われました。
栗大福は、「とてもおいしかった」とたくさんの声をいただきました。
もちつき大会の後は、ちょっとした交流会です。
リラックスした表情でピースです。「今日は餅つき大会だったんだよ」と入居者の方がポスターを見せてくれました。
最後にもちつき大会にご協力していただいたボランティアの皆さまを紹介いたします。
左 余市町食生活改善推進員の皆さま
右 黒川地区民生委員協議会の皆さま
余市紅志高校、余市西中学校、余市旭中学校生徒のみなさん
札幌学院大学、札幌福祉医薬専門学校学生のみなさん
皆様のご協力のおかげで今年のもちつき大会も無事終えることができました。ありがとうございます。また来年もよろしくお願いいたします。
今月12月14日(水)に10:00より美国保育所の園児たちがゆうるりに来られました。みなさんからは生活発表会で発表した歌や踊りを披露していただきました。
まず初めは、0~3歳児による「きのこノコノコ踊り」を披露していただきました。
続きまして4歳児の男の子による関ジャニ∞の「がむしゃら行進曲」です。
続きまして4歳児の女の子による「おどるぽんぽこりん」です。皆さん元気いっぱいでかわいいですね~。
続きまして5歳児の女の子による「さくらひらひら」です。
続きまして5歳児の男の子による氷川きよしの「一剣」です。たくましい大人になってくれそうですね~。
入居者の皆様は終始笑顔で子供たちの歌や踊りを楽しまれていました。
中には子供たちのあまりの可愛さに涙を流されている入居者の方もいらっしゃいました。(ゆうるり職員も)
最後に子供たちと記念写真を撮り、また会える日を約束しました。
美国保育所の先生方、園児の皆様ありがとうございました。
12月8日、余市町立黒川小学校6年生の総合学習にて『福祉について』お話しさせて頂く機会がありました。昨年に引き続き2回目となります。
高齢や身体障害などどのような状態になっても、住んでいる地域がどうなったら住みやすくなるのかなどを考える授業です。
小学生は、身近にあるバリアフリーや盲導犬など福祉のことを調べたりしているそうです。その学習の一環として、高齢者福祉施設で働いている私たちからお話しをさせていただきました。
当施設から援助員2人、生活相談員、栄養士の4人で、1時間半という時間を頂き、3部構成で行いました。1部は高齢者福祉のこと、2部は車いす体験、3部は施設の高齢者の食事についてです。
<1部>
加齢に伴う老化や低下する体の機能、認知症のことについて触れ、高齢者が住みよい町になるには何が必要か考えました。高齢者が大変になってくることに対応する配食サービスや訪問サービスがあること、そして、目的に合わせた様々な入所施設についても説明しました。高齢になっても住み慣れた自宅で過ごすには、近隣の方の理解とサポートが大切であることをお話ししました。
「フルーツ・シャトーを知っている人!」という問いに多くの児童が手を挙げてくれ、当施設の存在を知っている児童が多いことが印象的でした。
<2部>
阿部隆志援助員と笹山千尋援助員は、黒川小の卒業生です。福祉用具の説明や自分たちが介護職員になったきっかけ、現在仕事を行う上で感じていることなどをお話しました。「大変なこともあるけれど、入居者から感謝の言葉を頂くことで癒される。これからも頑張りたいです」と、高齢者の方とかかわる仕事のやりがいも伝えました。
今はスーパーなどにも置いてあるのでかなり身近な福祉用具になりましたが、初めて触る児童も多かったようです。
2人1組となり「押しますね」と、車いすに乗っている友達にしっかり声かけをしてから車いすを押してくれました。車いすを押す人は「ブレーキはどこ?」と探したり、乗っている人は「楽で、どこまでも行けそう!」など、様々な感想がありました。
<3部>
栄養士からのお話しです。「給食で何が好きですか?」という問いには「ラーメン!」「牛乳!!」などなど、お昼の時間帯ということもあり児童たちはこの後にある給食が待ちきれない様子でした。
当施設で提供している食事を紹介し、入居者もラーメンやカレーライス、お寿司が好きなことを伝えると、「へー、そうなんだ!」と、驚いている児童もいました。季節に合わせた行事食は、季節のものを使うことで栄養価も高く食の楽しみにもつながります。また、加齢に伴い飲み込む力や噛む力が弱くなり「安全なおいしい食事」が提供できるよう段階を踏まえて「刻み」「極刻み」「ゼリー」「ミキサー」などの嚥下困難食を説明しました。
いつまでもおいしく食事ができるように、「よく噛むこと、そして自分の歯を大切にすることが大事」とお話ししました。
今回の機会で、少しでも高齢者や福祉への興味・関心につながってくれたらうれしいなと思います。
『家族とともに学ぶ会』を11月26日 13時から14時30分まで行いました。
特養・グループホームの入居者家族50人に参加頂きました。
昨年度から家族会の企画で『家族とともに学ぶ会』を始め、2回目となる今回は「フィリピンについて」
当法人にはフィリピンの職員が10名、援助員として勤務しております。
始めに本荘施設長から、「全国的な人口減少で、日本人のみで自国の高齢者福祉の現場は支えきれない、12年前に武藤ビクトリアさんがここで働いてくれることになったことが始まり。武藤さんの優しい人柄と、家族・身内・近所との関係を大事にするフィリピンの国民性に法人理事長が目をつけ、こうして仲間が増えた。今はフルーツ・シャトーの欠かせない力となっている。
しかし、今までご家族と接する機会、フィリピンを知っていただく機会を持っていなかったことから企画した。この機会に、ご家族と当施設のフィリピンの仲間との距離を縮めたい。」という、会の意図の説明がありました。
そして、ここからの司会は武藤ビクトリア援助員です。
武藤援助員は、施設で働いて12年目。現在の所属は特別養護老人ホーム 沢町・入舟町ユニットです。実は武藤さんの娘さんも当施設の援助員として活躍し親子で働いています。
本日の内容は
○フィリピンの国と文化などについて 松野恵莉香さん
○フィリピンの施設と日本の施設の違いなど 松野美耶さん
○フィリピンの家族・高齢者のこと 松野美保さん
○フィリピンから見た生活の大変さなどについて 松野貴央さん
最後に、ビコ をみなさんに試食していただきながら懇談したいと、司会の武藤ビクトリア援助員から説明をさせていただきました。
アシスタントの山崎ハニービー援助員(フラワー)、小鹿マイリン援助員(フラワー)、ララメイ援助員(フルーツ)、ジャンファー援助員(ツリー)から自己紹介をさせていただきました。この日、パメラ援助員(沢町・入舟町)は残念ながら風邪でお休みしましたが、全員で10名です。
早速パワーポイントを使用しながら松野さん姉弟4人からの説明です。
松野さん達は、日本国籍を持つ4人姉弟で約2年半ほど前に日本に来て、一緒に暮らしています。
松野恵莉香援助員(グループホーム勤務)から「フィリピンの国と文化について」説明。フィリピンの素晴らしいビーチや山などの自然や地形、食べ物、年中暖かい気候、言語などを紹介。
フィリピンの人口は日本よりも少ないですが、子供や若者が多く高齢者が少ないのが現状です。日本とは逆です。
そして、賃金が低いことから多くの人が外国へ働きに行きます。英語が使えないと働く先も少なくなることからも、幼い頃から家庭や学校では英語を教えられ、英語で会話できる人が多いとの説明がありました。また、経済的な事情からよほどの重症でなければ病院に行く習慣もないとのことです。
恵莉香さんからは、風邪をひいたときに「病院に行った方がよい」と言われましたが、家で寝ていれば治るのになあ・・と 思ったとの感想がありました。これも習慣の違いですね。
松野美耶援助員(美園町・黒川町ユニット)からは、「フィリピンの施設と日本の施設の違いについて」、動画を用いながら説明してくれました。フィリピンの高齢者施設の数は日本に比べるとはるかに少なく、高齢者の生活保障において国からの支援も脆弱。
主に低所得者と富豪者が住む施設を説明。動画で紹介された低所得者の施設では本来100人定員ですが、入居者があふれ250人となり、正規スタッフは5人という過酷な環境で生活している現状もあるということです。
動画はタガログ語でしたが、美耶さんが訳しながらわかり易い説明をしてくれました。
松野美保援助員(登町・梅川町ユニット)からは、「フィリピンの家族・高齢者のこと」。フィリピンの家族の絆はとても強く、外国にいって共に暮らせない分、育ててくれた親に必死に送金をすることが多いそうです。クロスファミリータイス(密な家族関係)が典型的な性質であると説明がありました。
そして大家族で暮らすことが、フィリピンの特性でもあることがわかりました。
松野貴央援助員(港・大川町ユニット)からは、「フィリピンからみた日本の生活の大変さなどについて」。日本に来たときに自分を受け入れてもらえるかととても心配していたことや言葉の壁など、苦労したことや大変なことなど率直な感想を話してもらいました。
沢山の苦労があったことを話してくれました。
4人の報告が終わり、武藤援助員から「自分たちのフィリピンにいる家族は遠く離れていますが、家族を大切にするように日本の高齢者の役に立ちたいと思っています。これからも私たちを温かく見守ってください。」と力強くお話しをしました。
ご家族から感想として「遠い南国から日本まで来て大変だと思いますが、頑張ってくださいね。感謝しています」との言葉を頂き、会場から多くの拍手を頂きました。
その後、皆さんでフィリピンのおもち「ビコ」を試食しました。
「ビコ」は、もち米・ココナッツミルク・三温糖で作るフィリピンのスイーツです。
料理が得意である松野貴央さんが主となって、キッチンシャトー(施設内併設の調理実習室)で作ってくれました。
午前10時に、もち米を炊くところから全て貴央さんが対応しました。
ご家族の皆さんとビコを試食しながら、たくさんお話しすることができました。
参加したご家族から「とてもおもしろい企画だったよ」「フィリピンのこと、あまり知らなかったから勉強になりました」との声を頂きました。
ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました。