当法人の顧問弁護士も務められている札幌弁護士会所属 房川法律事務所 房川樹芳氏と平尾功二氏をお招きし、『交渉と裁判~交渉、訴訟手続を理解すれば、そなんなに怖くはありません~』と題して職員研修を行いました。
社会生活を送る上で必ず起こりうるさまざまな法的トラブルの解決方法である
1.交渉
2.調停
3.訴訟
という3つの方法について、「車庫の賃貸借をめぐるトラブル」、「離婚調停」、「貸金返還訴訟」など身近で分かり易い事例を基に、1時間にわたって講義をいただきました。
突然、
内容証明郵便が届いたらどうする?
訴状が届いたらどうする?
といった実際に起きたらちょっとしたドキッとする場面にも、「あわてず、一人で解決しようとせず落ち着いて弁護士に相談してください」、「交通事故なども弁護士費用を特約で付帯できる契約がほとんどです。ぜひ利用を」と呼びかけていらっしゃいました。
「もっと具体的な事例についての研修のリクエストがあればお答えしたいと思います」というお話もあり今後も理解を深めていくことができればと感じました。
また、職員からも、増加している高齢者による契約トラブルなどで、法律相談が必要なケースで相談費用の負担が難しい場合についての対応方法、無料法律相談や裁判費用の立替、法律扶助制度などの窓口となる法テラスの利用方法についての質問がでるなど、熱心に受講していました。
つい敷居が高いと感じがちな法律相談ですが、様々な場面で必要になる場面が必ずあります。
「もっと弁護士を身近に感じてほしい」そんな、お二人の思いを感じる研修でした。