港・大川町ユニット家族懇談会開催!


2月24日(土)10:30より港・大川町ユニットの家族懇談会を開催しました。

当日は10名のご家族様が参加してくださいました。

今回の内容は①入居者の日課表・それに基づいた記録とその公開について ②介助方法の見直し(利用者・職員にとってもやさしい介護として)

について話をさせていただきました。

①日課表・記録について

日課表とは:日頃入居者がどのように生活していくのかを時間ごとに個別で表にしたものです。

これからは、ここでどのように入居者が生活しているのか、ご家族の方々がイメージ出来るように伝えてきたい。より安心感を持っていただきたい、新しい職員も一目でわかるようにしたいという考えから個々に作成してはいますが、これからは記録も合わせてご家族にお渡しすることといたしました。

記録については実際どのような記録が入力されているか、という所を日課表と照らし合わせながら話をさせていただきました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②利用者や職員にとっても「やさしい介護」について

やさしい介護とは:「ノーリフト」(ベッド上)でひきずる・持ち上げる という事をしないという考えで介護をする事。

昨年11月より「介護改革」として、介護方法の見直しを開始しています。理学療法士の島川先生の研修に参加し、今まで当たり前に行ってきた介護方法が職員だけではなく、入居者にも負担になっていた事がわかりました。服のしわ・体交枕の位置・声かけの仕方により身体が強張ったり、拘縮(筋肉が固まって伸びなくなる事)に繋がったりしていた事がわかりました。このことを是非、ご家族様にも伝え、改善に取りくみ始めた内容を伝えたい、そんな考えから今回の懇談会の題材としました。

ご家族様にも是非この機会に違いを体験していただきたいと思い、後半は実践を行いました。

 

 

 

 

 

 

「ノーリフト」を実践するにあたり、ベット上で身体の滑りを良くするための「グローブ」と「スライディングシート」を実際に触っていただき、シートを使った体位交換、グローブを使って服のしわを伸ばし、身体を真っすぐにし寝やすい態勢づくりを体験していただきました。「シート使うとかなり滑るね。」「グローブ使うと身体に指がひっかからないからスムーズ!」「その人が寝やすい姿勢って人それぞれ違うので、難しい事ですよね。」などの感想をいただきました。服のしわを伸ばし、身体全体を伸ばす事で拘縮の予防になったり、皮膚のトラブルを防いだりする事に繋がります。

*特養では、スライディングシート7つ、マルチグローブも7つ揃え、7つのグループで活用を始めました。

また、ご家族が実際介護をした中で困った事、どう介護したら良いのかという質問があり、職員がモデルとなり実際にアドバイスしながらご家族に道具を使用していただき介護体験をしていただきました。

「食事や排泄などの介護してくれるだけでも感謝していたが、入居者の姿勢などにも気を使って研究してくれて感激した。実際に体験してみると全然心地よさが違った。」

「フルーツ・シャトーに移れて本当に良かったと感じた。」などのお声をいただき、職員とご家族が意見交換しながら懇談会を進めることができました。

演習終了後は、拠点にて一緒に昼食を召し上がっていただき、懇談会は終了です。

参加していただいたご家族の方々、本当にありがとうございました。

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