3月は卒業シーズンですね。
ある晴れた日、本館ホールのピアノで「蛍の光」を演奏している入居者がいらっしゃいました。
その時々の季節に合わせた曲、昔流行った懐かしい曲、母校の校歌などなど、いつもホールを通る利用者や職員を楽しませてくれています。
「ピアノでいたずらしていた」といつもユーモアたっぷりに応えてくれる、大林さんを今回ご紹介したいと思います。
大林敏男さん、余市町出身で現在91歳です。余市高校卒業後、小学校の教員として50年勤めました。子どもたちとの交流を大事にしてきたそうです。ピアノ・アコーディオン・ギターを楽しみ、趣味はカラオケ。ピアノは独学で、本人曰く「耳で聴いたまま弾くので楽譜は読めない」とのことですが、教員時代は卒業式など様々な場面で演奏したそうです。教員になってから始めたソフトボールでは、余市町の代表選手になったり、ねんりんピック(60歳以上を中心とするスポーツと文化の祭典)の全国大会に出場したりと大活躍でした。その後、体調を崩されたことをきっかけに、平成31年4月から当施設に入居しています。現在は、車いすで施設内を散歩したりピアノを弾いたりするのが日課です。
フルーツ・シャトーよいちについては「いろんな人と交流できて楽しいよ」「年寄りへの心遣いが大変よいと思います」とお話してくれました。
大林さん、これからもたくさんの曲を聴かせてください。