3月16日の13時から15時、家族と共に学ぶ会(福祉サービス第3者評価の報告会)開催しました。今回は特別養護老人ホームで受審した、サービスの第3者評価についての結果、それを受けての今後の取り組む方向性について、ご家族へ報告する機会として開催致しました。
当日は73名のご家族様・7名の地域ボランティアの方に参加して頂くことが出来ました。
第三者評価とは、施設での対応(福祉サービス)を外部の専門職に評価してもらう事業で、今回は平成29年度(平成30年1月)に実施しています。
評価は、単純に施設の優劣を出すためのものではなく、福祉サービスの対象である「利用者主体」を追求していくために、施設やサービスはどうあるべきかを考える機会となっており、評価者から助言をもらうことが出来ます。
評価を受ける項目については、
①福祉サービスの基本方針と組織
②組織の運営管理
③適切な福祉サービスの実施
評価実施機関は、東京の特定非営利活動法人 メイアイヘルプユーという評価機関です。評価実績は600件を超えています(HP参考)。専門的で非常に厳しい視点での評価です。(かつ、あたたかい評価者です。)
利用者・ご家族からのヒヤリングで1日・管理職からのヒアリングで1日・職員からのヒアリング、で3日間の日程です。
結果が出る迄のプロセスとしては、事前に評価事業所から提出を求められる職員による自施設の自己評価、上記のヒアリング、最後に評価事業所がそれを纏めて検討。評価結果・課題が出る仕組みとなっています。
当日の報告会は、本荘から人材育成の評価と今後の課題、管理者のリーダーシップに関しての報告、その後、阿部副施設長・吉崎相談課長・玉置援助SVから利用者本位の福祉サービスの評価と課題を報告致しました。
その後、生活支援の基本と権利擁護についてはグループワークをさせていただきました。グループ毎にリーダー職員を1名~2名配置し、ご家族と近い距離で報告させていただきました。入浴や排泄、日課計画表、食事内容などについて等の生活支援のお話しや利用者、利用者家族から聞き取りした事を報告させていただきました。
それぞれグループ毎にご家族から質問や、エピソードのお話しをしてくださり
大変盛り上がっている様子でした。
ご家族様からは、これからもこのような会があると良い、取組結果を聞きたいというお声が殆どでした。また、
・今まで第三者評価が何かわからなかったが、よくわかった。・グループ分けした事で、他の家族の意見も聞けてよかった。・施設の方針、課題が理解できた。・結果を生かして取組内容の向上を期待する。・時間が長く感じた・表面的な評価もあると思う・第3者の目は必要・身の上話が出来てよかった・丁寧な報告で良かった・時間が足りなく感じた・評価のチェックの多さに驚いた。ユニット毎の話が聞きたい。(福田係長の説明がわかりやすく、楽しかった)
等のお声を頂きました。
最後に久保家族会長から講評を頂戴しました。サービスの質を高めるための取組について理解できたこと、今後もさらに進めて欲しいとお話しを頂戴しました。
今後の取り組みについては、改めて経過などをご家族様へ伝えていきたいと思います。