黒川小学校6年生 出張授業


11月20日(火)に黒川小学校の6学年の出張授業へ行って参りました。

5・6時限目の総合的な学習の時間に「福祉について」の授業です。今年、フルーツ・シャトーに入職した経験のある介護職員2名が施設で暮らす高齢者の生活や施設で働く介護職員の仕事や、高齢者が施設で使っている福祉用具の説明をしました。

また介護の仕事を選んだ理由や仕事のやりがい、介護の仕事を選んでよかったことなど、6年生の皆さんに伝えたいメッセージをたくさん準備して伝えてきました。

苗代沢援助員は、「姉が介護の仕事をしていたことや自分の祖父母の世話をしてくれていた施設の介護福祉士がとても優しくて、かっこよく見えて、自分もやってみたいと思って・・・仕事なので大変なことはたくさんあるし、人が相手の仕事なのでなかなか伝わらない、自分の思い通りにいかないことの方が多いけれど、その分うまくいったときの嬉しさや達成感はとっても大きいです。」佐々木援助員は「最初はやりたいと思って始めた仕事ではなかったけど、人と関わる仕事がしたいと思って、やっているうちに介護の魅力にはまりました。今ではこの仕事についてよかったと思っています」とメッセージを送りました。

座学の後はお待ちかねの実技の時間です。

今回は、「スライディングシート」を体験してもらいました。最近はこのスライディングシートを何かあると登場させて、みんなに広めています。

そして「スライディングシート」は何かということですが・・・。

ベッド上などで使う移動用のシートです。筒状になっており、対象者の体の下に敷き、布同士を滑らせて使用します。非常に摩擦の少ない構造になっているため、少ない力で対象者の移動ができます。

始めは先生をモデルにして、どんな風に使うのかを勉強します。最初は体の下に何も敷かない状態で足の力だけで先生に上に上がってもらいました。なかなか上がらない体がスライディングシートを敷くと”スーッ”とスムーズに移動できました。体験した先生からも「おぉ。すごいですね」という感想を頂きました。子どもたちもスライディングシートの滑り具合に「すごーい」「なにこれー」とあちこちから、歓声があがっていました。

早速子どもたちも二人一組になって、スライディングシートの体験です。

こちらはスライディングボードの紹介コーナーです。

車いすから椅子などへの移る時に使用する福祉用具です。使った車いすは「肘跳ね上げ式」の車いすです。肘掛が外れ、車いすに乗り移る時に邪魔をしません。そこにスライディングボードを渡し、移乗の介助をします。今回の介助は子どもたちにはちょっと難しかったかもしれませんね・・・全員は体験できませんでしたが、こんな福祉用具もあるよということは、皆さんにお知らせできたと思います。

私たちもまた一つ勉強になりました。黒川小学校6学年の先生、児童の皆さんありがとうございました。

 

介護の魅力フェア in  よいち!


10月27日(土)に介護の魅力フェアを開催しました。今年で4回目の開催となります。毎年、たくさんの地域の方々に来ていただいていおります。

13時からの地域公開講座では地域住民など約120名の方々が聴講されました。社会福祉法人北海長生会 北広島団地地域サポートセンターともに 管理課長の向山篤氏を講師にお招きし、「地域まるごと『共生』のまちづくり」について講演していただきました。

特に高齢化率の高い北広島団地では元銭湯を活用した「地域交流ホームふれて」、そして平成24年に3月に閉校した緑陽小学校を活用し、平成26年4月に「地域サポートセンターともに」をオープンしました。「ともに」は、地域交流スペースの他にサービス付き高齢者住宅、グループホーム、居宅介護支援事業所など様々な福祉サービスの機能を兼ね備えています。また高齢者ばかりでなく、地域への開放も積極的に行っており、体育館の開放やグラウンド、キッズコーナー、授乳室、レストランも兼ね備えた施設になっています。

小学校は誰にとっても地域の馴染みの場所であり、子供から大人まで地域に暮らす人々が自分たちの場所と感じている方が多く、地域の人たちがこの事業の立ち上げと共に「市民スタッフの会」を結成し、主体的に活動をしてくれています。

向山講師は事業の立ち上げの際に住民の方々との打ち合わせを10回以上行い、一緒に工事現場を見学したり、アイデアを貰ったりという関わりをもったそうです。そういった関わりの中で住民のみなさんと気持ちを一緒にして進めたことが現在の状態につながっているものと思いました。向山講師は行政を頼ることなく、自分たちでやる気持ちがあれば大体なんでもできるんですよと仰っていました。

現在は「カフェ」や「ともに地域の運動会」や「地域の学芸会」などだれでも参加できる「地域」のイベントを企画しています。また認知症や障害の当事者、その家族が安心して過ごせる場所の提供「心結カフェ」を毎月1回オープンするなど、取り組みは多岐にわたります。地域の交流だけで終わるのではなく、「住民同士が支え合える地域」、「誰もが安心して暮らし続けられるまちづくり」を目指して現在も活動しています。

地域公開講座の後は、学生を対象とした職業体験会を開催、26名の中高大学、福祉専門学校の学生が参加しました。遠くは札幌や留寿都からも学生が来てくれました。職業体験会は、「介護の仕事を知る」と題して、年齢や経験値が様々な5名の職員によるパネルディスカッションを行いました。

パネルディスカッションでは最初にフルーツ・シャトーの紹介から始まり、介護の仕事についてはもちろんのこと、職場の環境や収入、休みの日はどのように過ごしているかなどプライベートなことなど、気になるけどあまり聞けないなと思うこともリアルなメッセージとして伝えました。

休日には、「愛車をピカピカにする」という若手の職員や「3人の子どもとの時間を大切にしている」というベテラン職員など、様々ですが介護職員のリアルな日常は伝わったかなと思います。

留寿都高校の生徒から中学生へ向けた学校紹介を行いました。

留寿都高校には介護福祉士の資格取得を目指すコースがあります。他にもどんな学科があるのかや、授業内容や学校の取組、行事や就職先についてなどの説明がありました。

中学生にとっては、将来の職業選択肢の一つが増え、未来がひろがったと思います。

私たちも介護の仕事に興味を持ってくれる若い人がどんどん増えてくれることを願っています。このほかにも一般の方々を対象とした職業紹介についての相談ブースを設けました。

職業体験会の最後は「ノーリフトケア(人にやさしい介護)」の体験会です。スライディングシートやたちアップ(移乗補助の福祉用具)の体験をしてもらいました。

フルーツ・シャトーでは、現在このスライディングシートやグローブを使用して、ノーリフトケア(持ち上げない介護)の実践をしています。実際ノーリフトケアで使用している福祉用具がスライディングシートです。これはベッド上などで対象者を移動する時に使用します。スライディングシートは筒状になっており、対象者の体の下に敷き、布同士を滑らせるように使用します。布同士の摩擦が非常に少なく、滑りやすい構造のため少ない力で対象者の移動が可能です。

体験会ではこのスライディングシートの体験を学生の皆さんにしていただきました。体験した学生からは「こんなに簡単にできるんですか」「魔法みたい」という声が聞かれました。体験を通して、従前の介護方法の変革や福祉の現場の取り組みを少しは伝えられたかなと感じています。

 

 

~ 夏祭り ~


8月18日(土)夏祭りを行いました。

今年の夏祭りは、ご家族や地域の皆さんから寄せられた声もあり、来ていただいたみなさんにゆっくりと過ごしてもらえたら・・・という気持ちで模擬店を施設の中でやってみたり、時間をすこーし延ばしてみました。

施設内でお祭りらしい雰囲気を出して、施設の外だけでなく中でも楽しめるようにしています。こんな感じですがお祭りらしい雰囲気はでているでしょ???

↑ ↓ ここは渡り廊下ですね

↑ 紅白幕なんかもつけてみました。

ということで前置きはこのくらいにしましょう。夏祭りです!

今年も雨が降らなくてほんとによかったです。

ゆるゆると始まった今年の夏祭りです。今年のアナウンスのお二人。アナウンス係の石谷さんと西谷さんです。

石谷さん、今年は専属スタイリストがいたようです(笑)誰よりもメークに気合入っていました。そして新人職員とは思えない見事な活舌でアナウンスしてくれた西谷さんです。素晴らしかったです。

家族会会長の久保様よりご挨拶をいただきました。ありがとうございます。

今年は小樽のたこ焼き専門車「かまくら」さんに来ていただきました。

たこ焼きは待ち時間でできるほどの人気ぶり。横山さん、朝早くから来ていただきありがとうございました。

↓ 今年も焼き鳥屋セブンさんは繁盛しておりました。毎年協力をしていただき感謝です。

↓ こちらさわやかカットサービスさんです。今年もクリームぜんざい販売していただきました。ありがとうございます。

さてさて、そうこうしているうちに模擬店も込み合ってきましたね。忙しそうです。

↓ ボランティアの皆さんです。準備はばっちりですね。

今回、野菜のバザーの代わりにフリーマーケットを行いました。少しですが、お米や卵、はちみつなどの食品の販売もありました。他には衣料品や電化製品、おもちゃななど、そして目玉商品の手作りアロマ石鹸の販売をしました。購入してくださったたくさんの皆さんありがとうございました。

 

↓ 子供たちで賑わっているゲーム会場

 

正面玄関の会場では盆踊りです。たくさんの方々に参加していただき、踊りの輪がこんなに大きくなっちゃいました。先頭で踊ってくださった木村先生ありがとうございます。

ソーラン節と北海盆唄を踊りました。先生の後ろにいる人のことはあえて触れないでおきますね(笑)

お次は、「はなえださん」のバルーンパフォーマンスが始まりました。

子どもたちが集まり過ぎてはなえださんが良く見えません・・・。

あっ。いました。赤い服の女性がはなえださんです。

施設内を歩きながら3ヵ所でパフォーマンスをしていただきました。はなえださんの後ろにはぞろぞろと後を付いていく子供たちの行列ができていました。最後は各グループも回ってくださり、利用者の皆さんと交流していただきました。本当に来ていただきありがとうございました。

そしてもう外せなくなりました。恒例「流しそうめん大会」です!相変わらずのすごい人ですね。

今年はなんでもは流さなかったんです。でもいろーんな麺が流れました。

そうめんを流してくれたり、水を流してくれたりと協力してくれた学生ボランティアの皆さんありがとうございました。

↑ はい。そーめんです。

↑ 次はらーめんですね。

↑ はいっ!グリーン麺も流しました。

このほかにもうどんや冷や麦なんかも流れていました。来年は何流しましょうか~。

 

今年も「あっ」という間に夏祭りが終わってしまいました。

たくさんの方々の協力のおかげで楽しい夏祭りを行うことができました。

ありがとうございます。また来年も楽しみにしていてください。

 

演歌歌手 山本美香さんがお越しになりました!


6月22日に演歌歌手の山本美香さんが来てくださいました。

5年前に来ていただいた皆川企画代表の皆川宗徳さんからのご紹介で今回、当施設に来

ていただけることになったのです。皆川さんありがとうございます。

オープニングは皆川さんの素晴らしいトークと歌から始まりました。

皆川さんは5年前から本当に変わっていなくて、声や姿も年齢を感じさせない素晴ら

しいステージでした。

そして山本美香さんのステージです。山本美香さんは熊本在住の演歌歌手として活動

されています。民謡日本一になったというすごい経歴の方です。

本当にそのパワーのある歌声に聞き入ってしまいました。

河内おとこ節やあばれ太鼓、北海盆唄など、耳なじみのある曲を中心に

披露してくださいました。

   

会場もこの通り、人でいっぱいでした!!

一緒に口ずさむ人、手拍子をする人、踊り出す職員・・・とそれぞれに楽しんでいま

した。

アンコールにも応えていただきました。

楽しいひと時をありがとうございました。

新規採用職員研修はじまりました。


平成30年度がはじまりました。今年フルーツ・シャトーでは、7名の新しい職員が仲間入りをしました。介護職員が6名、事務職員が1名です。

4月2日に理事長より7名の新規採用職員に辞令が交付されました。その後早速研修がはじまっております。研修は理事長より法人の沿革や求めたい職員像の説明から始まりました。続いて施設長よりフルーツ・シャトーよいちについて、理念や職場の中で大切にしていることや職場環境、職員への支援の内容等の説明を受けました。初日は、社会人のルールを学んだり、各事業所へ挨拶も兼ねて法人の施設見学をしています。

(下)各部署へ挨拶に行きました。フレッシュな顔ぶれです。初日は緊張感でいっぱいでした。

2日目は、利用者のプライバシーについてや接遇姿勢の研修、情報システムについてや個人情報のことについて学習しました。

3日目は各職種の仕事についての説明です。介護部門は、浅田主任と山本援助員より説明をしてもらいました。山本援助員からは、「仕事は責任があるし大変なことが多いと思うが、その分頑張りがいもあります。困ったことがあったら、一人でため込まないことが一番大事です。相談に乗ってくれる人がたくさんいるので安心して働いてください」と話がありました。

 

相談部門は和泉山相談員から話をしてもらいました。相談員の仕事は介護職員のように生活自体を支える職種ではないが、利用者の方々の身近な存在でありたいと思っている。利用者の話をこちらから聞きに行き、関わりを持ち続けることをとても大切にしている。利用者の皆さんが相談しやすいと思ってもらえるように日々業務を行っていますと話がありました。

新人職員の皆さんは午前の講義が終わるとそこから現場での実務研修を受けています。

研修はまだまだ続きます。一緒にがんばりましょう!

 

 

 

 

もちつき大会 開催しました。


12月16日(土)に毎年恒例のもちつき大会を開催いたしました。午後2時から4時までの時間帯で会場を本館ホール、フルーツホールの2ヵ所に分けて行いました。今年は約100名の家族、約50名のボランティアの参加があり、大変賑やかなもちつき大会となりました。

 

開会のあいさつは、会場が2ヵ所に分かれているため、館内放送にて行います。本荘施設長のあいさつに続き、金澤家族会会長にあいさつをしていただきました。後ろにいるのは、今回の実行委員長 浅田副主任です。

こちらは本館ホール会場の様子です。とてもにぎわっています。下の写真は来年4月から私たちの仲間になる西谷さん(左)と坪川さん(右)の2名です。自己紹介にとても緊張していました。一緒にがんばりましょう。

変わってこちらは、各会場の様子です。フルーツホール(上)こちらも人でいっぱいです。両会場とも黒川地区民生委員協議会の男性陣の皆さんの威勢のよいもちつきから始まりました。

(上)御年101歳の利用者さん。今年も元気いっぱいにもちをついてくれました。

こちらはまだまだ現役のもちつきです。

今年の大福のあんは、「かぼちゃ」です。意外と柔らかくて丸めるのにちょっとスキルが必要です。今年は18㎏のもちをつきました。もちを丸めたり、ちぎったり、大福にしたりと様々な作業があります。毎年余市町食改善推進員会の皆様、黒川地区民生委員協議会の皆様にお手伝いいただいております。ありがとうございます。

もちができあがりました。これからみんなでちぎりもちをつくります。

学生の皆さんも活躍中です。

さすがの手つきですね。どんどんもちがちぎられ、食べやすい大きさになっていきます。

作業中の一コマ。おしゃべりをしていても手は止まりません。さすがです!

最後の締めは、最高齢102歳の方にもちをついてもらいました。もちをついた後に感想を話しているのか、職員との微笑ましい写真が撮れました。

 

今年の餅つき大会の司会者たちです。「トラさんとゆかいな仲間たち」というところでしょうか。もう一人マドンナがいましたが・・・遠慮したいということで今回は3名のお披露目です。司会者のみなさん大役お疲れ様でした。

今年のもちつき大会も皆様の協力のおかげで無事に終えることができました。

黒川地区民生委員協議会、余市町食生活改善推進員会の皆様、紅志高校、旭中学校、東中学校の生徒の皆様、札幌学院大学、札幌医療秘書専門学校の学生の皆様、ボランティアにご協力していただき、ありがとうございました。

また来年もよろしくお願いします。

 

 

 

専門職のための看取り研修会開催


11月18日、積丹町総合文化センターにて『専門職のための看取り研修会』を開催いたしました。昨年に引き続き積丹での研修会の開催は2回目となります。よいち福祉会の職員と近隣事業所の職員と合わせて32名の参加がありました。

今回の研修会のテーマは『看取り』です。全国の8割以上の特養が看取り介護を行っているそうですね。触れることの少ない話題ですが、特養では避けては通れない大事な課題です。

東京のNPO法人メイアイヘルプユーの理事 鳥海房枝様より、看取りについての講演の後、在宅、施設それぞれの現状報告を行い、その後に同じくメイアイヘルプユーの理事 川崎千鶴子様、葭田美智子様にファシリテーターとして参加していただき、グループワークを行いました。

鳥海様の講演では、「高齢者施設におけるターミナルケアの考え方とその実際」とのテーマで老いの見方、老化という状態の捉え方について教えていただきました。ターミナルの状態というのは、医療を施しても元の状態に戻れない状態であること。だから看取りケアは、その人が最期までその人らしく生き抜くことを支援するケア。決して逝くためのケアではないんだということを支援する人が理解していることが大切です。「看取り」は介護の仕事の醍醐味ではないかなと思ったりしています。

看取りケアは本人がどう望むかであって、決して家族が最期を決めることではない。どうしたいかという本人の思い、気持ちが最優先されることが大切。今までは施設でも利用者ご本人と自分の最期をどうしたいかということは話されていなかったという振り返りができました。看取りに対して職員と家族で取り組み、「家族と職員が一緒に考えて本人の代弁者になる」ことができたらとても理想的なケアに繋がると思います。

フルーツ・シャトーよいち 青塚援助係長の現状報告です。特養での26年度以降の看取りの実績や事例から学んだこと、看取りが終わった後の家族から聞き取った意見の内容を報告しました。

こちらは在宅部門、フルーツ・シャトーよいち訪問看護ステーション小倉管理者からの現状報告です。最近行った看取りの事例紹介から大事にしているケアや今後の課題などを報告してもらいました。

最後はグループワークです。テーマは「自分の親を看取るなら、自分が看取られるならどうしたいか」「地域や研修で看取りをするにはなにが必要か」という2つのテーマでグループワークを行いました。

自宅で最期を迎えたいという意見が圧倒的に多かったですね。意見の中には「自分はどうでもいいし何もしてくれなくていい。でも親のことを考えると何もせずにいられない。」という内容。あるグループからは、「自分は一人だから誰にも発見されずに近所に迷惑を掛けるかもしれない。それだけが心配。」という切実な意見もありました。研修後、帰宅してから家族と看取りについて話をしたという職員が一定数いたようで研修の効果があったのではと勝手に思っております。

講師の鳥海様、ファシリテーターの川崎様、葭田様ありがとうございました。

介護の魅力フェア~職場体験編~


五十嵐先生の地域公開講座の後、14時30分から学生を対象とした職場体験を行いました。今年は高校生7名と大学生3名の学生の皆さんが来てくれました。うれしい限りです!!

こちらの3つのコースをそれぞれ体験してもらいました。

1.ケア体験コース

ケア体験コースでは、利用者側の体験をしてみようというコースです。体験は高齢者になったつもりで着替えや車椅子への移乗、移動介助や排せつ介助、食事介助を受けてもらいました。

車いすへの移乗です。介助する方も緊張しますが、される方も変に体に力が入ります。人に何かをされるのは、やはりドキドキします。

車椅子に乗った後は着替えと排せつ介助です。ズボンの上からですが紙パンツを着用してもらい、介助を受けてもらいました。

 

最後は食事介助です。施設見学コースに参加していた学生も途中で合流しました。とろみのついた水分やごく刻み食やゼリー食の試食も併せて体験してもらいました。参加した大学生からは、「されてみて、介護される側の気持ちがわかった」「意外に楽しかった」などの意見がありました。

 

2.介護職員の就職体験コース

就職体験コースは援助員と一緒に動いて、リアルに様々な業務を体験してみようというコースです。このコースには3名の学生が参加してくれました。

最初に利用者の皆さんへ自己紹介です。

その後は、シーツ交換にチャレンジ。一緒にシーツ交換をしているのは北畠援助係長です。

そして利用者さんへの水分補給の介助です。担当の伊藤援助員からアドバイスを貰いながら頑張りました。

一緒に移乗介助にもチャレンジしました。体験した学生さんが「力任せにしない介護は技術が必要なんですね」と感想を話していました。

 

3.介護職員の仕事を知る・施設見学コース

施設見学をしながら和泉山相談員、桃野援助員、成田援助課長から仕事の内容を説明しました。平成3年に開設してからのフルーツ・シャトーのケアの歴史、個別ケアに変わっていった過程などの説明や施設案内する中で喫茶シャトランや居酒屋シャト八ができた経緯など、入居者のケアや暮らす環境を良くしていこうという取り組みを続けてきていることを説明しました。その中で援助員の仕事のやりがいなどをそれぞれが熱心に学生に伝えました。参加してくれた男子学生さんからは「少し前まで施設実習をしていました。実習した施設とも違い、ここの施設が様々な取り組みをしていることを知れてよかった」という声が聴かれました。

施設内の入浴設備の説明場面です。この後実際にどんな感じか入浴用椅子に座ってもらいました。

最後に参加してくれた学生全員で施設の食事を試食しました。メニューは鮭の塩焼き・酢の物・里芋の煮物・ご飯・みそ汁です。このメニューをそれぞれ常食・ごく刻み食・ゼリー食で食べてもらいました。常食は私たち健常者が普段食べている食事と変わりません。極刻み食は1㎝程度の大きさに刻んだもの。ゼリー食は文字の通りで、ゼリー状にした食事形態です。その他にごく刻み食のごぼうサラダ・鶏肉の塩こうじ焼き・らくらく食パンを皆で試食しました。「ご飯は想像していたよりもおいしかった。」「肉や魚の柔らかいものは、もっとおいしくないかと思ったけど、ちゃんと味がしておいしい」との声がありました。

今回の職業体験に参加してくれた学生の皆さんの中で少し介護のことが身近になってくれたらとてもうれしいです。

参加してくれた学生の皆さんありがとうございました。

新規採用職員研修


4月になり、今年もフルーツ・シャトーよいちに新しいフレッシュな顔ぶれがやってきました。新卒の採用職員の皆さんです。今年は介護職員が6名、事務職員が1名の合計7名です。初日は理事長から「法人について」の説明に始まり、施設長からフルーツ・シャトーよいちの理念やフルーツ・シャトーよいちで大切にしていること、についての研修を受けました。法人の施設見学や社会人のルールを学び、1日目は終了です。

2日目以降は、接遇研修や身体拘束・虐待防止の座学研修、リスクマネジメントの基本などの研修を1日1~2講議受けています。もちろん介護職員の研修ですので、排せつや食事、口腔ケアなどの実技研修も交えて、新人職員の皆さんは学んでいるところです。

(上)介護の仕事で大切にしていることを教えてもらいました。

(上)身体拘束・虐待防止の研修 座学の様子です

(上)食事介助の実技

(上)排せつ介助の実技

(上)クラブ活動の内容を説明する相談員

4月3日から新規採用職員研修が始まり、早1週間が経ちました。最初は非常に緊張し、表情がこわばっていた新人職員さんも少しずつ、和らいだ表情になってきました。最初はみんな、緊張するし失敗するのです。

これからが本番です。一緒にがんばりましょう!

新年のご挨拶


あけましておめでとうございます。

お正月休みも明け、本日より事務所も通常の勤務となりました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ここでちょっとご紹介。

下の写真は利用者さんの書初めの作品です。元書道の先生が書いてくださいました。さすがの達筆です!!

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